5分 ロシアの昔話
『おはなしのろうそく愛蔵版2』『おはなしのろうそく3』
(再話:トルストイ、訳:勝田昌二『ロシヤの民話』未来社)
特徴
唄が中心となって話が進み、まるでミュージカル劇のようです。
男女や年齢、おはなしの経験を問わず、誰にとっても 聴きやすい。
あらすじ
ねこと つぐみと 金いろのとさかのおんどりが、一緒に暮らしているが、ある日、留守番中のおんどりが、きつねの唄に誘われて、捕まり、連れ去られてしまう。
おんどりのたすけを呼ぶ声を聞きつけて、ねことつぐみはすぐに追いかけ、たすけ出しますが、それが、2回、3回とつづいて…
2度目、3度目のきつねの誘いを無視するおんどりの様子と、それでもつい、カッとなってしまうおんどりのキャラクターが、愛おしいです。
絵本もありました。バスネツォフの絵が素敵なので、うちにあっても良いな、と思いましたが絶賛絶版中。話のすじも、かなり違います。おはなしのろうそく版の方が 圧倒的におもしろいです。
ここはやっぱり、絵本より、物語。
おはなしのろうそくを、読んであげてみてください。(吉岡)
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